この数年、年々材料の仕入れに苦労するようになってきました。
理由として考えられることはいくつかあるのですが、基本的に天然林が減少していることが挙げられます。
それでも仕事は続けなければならないので 材木 が集まるところに買付に出かけなければならない、そんな時代になりました。
菜や のポリシーとしは、昔から言い続けているように 「みじかな山の木を利用する・・・」と言うところにあるのですが、良材が手に入らない・・・という状況が当たり前になる現状ではなかなか難しい決断で有りました。
もちろん現状でも地元の市場からや、単独で入ってくる支障木もあるのですが、それだけではオーダーいただくお客様の要望にはとても堪えきれず、悲しい思いをしたことも度々あります。
材木市に行ってみると 「金さえ出せばなんでもある・・」なんて 錯覚に陥ってしまいそうな怖さがありますが、そもそもそんなに買い付ける金があるわけでもなく、吟味して 吟味して 必要な材料を買い付けているわけであります。
とは言っても、今日買った材料が製品になってくれるのは4,5年も先の話なので、なんともこんな時代に心細いお話なのであります。