大寒の朝の気温はわずかにふた桁に届かず マイナス9.8℃。
そして起こるべくして、やっぱりこういうことが 起こるんです。
朝、ボイラーのお湯が出ない???
真っ先に疑うのは、灯油の水分を分離する セパレーター の凍結。
でも、時々ボイラーは点火するし、お湯側の蛇口から水が出ない???
いくつかの点検ポイントを確認した結果 「お湯側の管の凍結」の線が濃厚になる???
管に巻きつけてあった 凍結防止ヒーター のコンセントを外し、テスターで通電しているか調べてみると??。
死んでいる!!
原因はわかったので、気温が上がるまでお仕事に精を出し、11:00頃からヒーター交換の作業開始。
断熱帯でまいてある給水管を裸にして、お亡くなりになったヒータを取り外すのに30分ほど。
新しいヒータを買いに行って、凍りついた給水管にお湯をかけて溶かし、新しいヒータを取り付けて断熱帯を隙間なくまき、二重3重に凍結対策をしてお昼にありつけたのは2時を回っていました。
少なくともこの家のシステムについては、私が全て考え、施工までしたものなので何が起きても どこが怪しい・・ とか あそこがやられている・・ とか、想像が出来るわけです。
例えば停電したとします。
街場に暮らしていれば、近所の家を見て自分の家だけか?ここら一体なのか判断しますよね。
けれどここでは近所の明かりが存在しないので、原因の特定に手間取ります。
実際に停電が起きると、まず、何箇所かに分散しているブレイカーを調べて回って、どこまで電気が来ているのか確認します。
施設内まで電気が来ていなければ約1KMにおよぶ引き込み線、電線に気が倒れこんでいたりしないかみてまわります。
そんなこともなく停電が続いていれば、始めて中電に電話をします。
特殊な場所で、なかなか一般的でない暮らし方でありますが、結構興味深い暮らし方でしょ!!
本人はうんざりしつつも してやったり とほくそ笑んでいたりもするのでありました。