歌舞伎で有名な大鹿村。
山深い大鹿村の中でも最奥地の集落 釜沢。
南アルプスに最も近い人里でもあるし、古くは後醍醐天皇の皇子、宗良親王が御所を置き、信州ばかりか越後方面まで勢力下においた由緒ある土地である。
写真はこの春に釜沢に帰った友人宅から小河内岳方面を見たところ。
先週、末の娘さんがイギリスから彼氏を連れて帰ってきて3人で仲良く暮らし始めたところにおじゃましてきました。
ポカポカとした陽気の中では大自然に抱かれて 「質素だけれど幸せな暮らし!!」 を絵に書いたような生活ではありますが、これから迎える 厳しい冬 を考えると、その壮絶さは街に暮らす人々にはたやすく想像さえできない環境なのであります。
それでも、超高齢化の限界集落とは言え 里は里。
我が家の様に山中の一軒家とは違って、集落のお付き合いも助け合いも大事なことに成ります。
この先、リニアの工事に翻弄されることも予想される釜沢。
豊かさ とか 幸福 とか、改めて自分に問いかける良い機会になりました。