8年前の冬も、1月の中旬まで雪の少ない冬だったことを覚えています。
前の年の12月29日、少し前に受けた内視鏡検査で見つかった大きな腫瘍が大腸癌と告知され、1月の22日に入院するまでほとんど雪がなく、安心して病院へ向かいました。
昨日、病院で血液検査とCT検査を受け 「一切の異常は認められない」 との結果を受け、主治医から 「完治したといっていいでしょう!!」 と行って頂けました。
一般的には術後5年再発がなければ 完治 と言われるようですが、3ヶ月ごとの問診、年一の内視鏡やCT検査を 「もう1年・・」「もう1年・・」と続けられ今回やっと 執行猶予 が解けた・・・と言った感じであります。
長かったといえば長い様な気もしますが、「闘病」と言う思いがあったのはせいぜい3年ぐらいまでで、後は毎日、毎日、ただただ忙しく働いて、「追い立てられるように過ぎてしまった・・」と言ったところが本音であります。
過ぎてしまえば「あの頃は 大変だったなあ~」なんてのんきなことを言えるほどなのです。
当然のことながら自分が 癌患者 となったことで 癌 と言う言葉、文字には敏感になりました。
様々な広告や記事に出てくる民間療法のことや知人、友人がガンになったと言った話がすごく気になる様になりました。
この8年の間に発症して、残念なことに既に亡くなられた方も何人もいらっしゃいます。
がん難民 なんて言葉も生まれましたが、本当にガンが見つかるプロセスも「偶然、ラッキーにも」という方も何人も知っていますし、治療法にしても、たまたま引き合わされる医者や病院の質にしても 運 不運 が伴ってしまうことは事実だと思います。
とにかく 早期発見!! と言ってみても、通常の検査で見つからないガンもありますし、怖がりすぎてしまっても本末転倒となってしまいます。
日本人の50%が一生の内に何らかの ガン を発症する時代ですから、それなりに考えておかないといけない訳ですが、とりあえず面倒なことは後回しにすることが常なのであります。
20代で乳がんを発症した方も知っています。
後悔しないために、とりあえず身近な 検診 だけは受けるようにしましょう!!