
暑かったり寒かったり、変な陽気です。
5月も終盤になろうかと言う時期では有りますが、正月明けに受注した お鏡様 小 の出荷作業に追われています。
お鏡様小サイズに関しては「お届けは6月より順次発送致します」としてあるのですが、少々前倒しして今秋から順次送り出しています。

お鏡様 中サイズ、大サイズについては11月からの発送になるのですが、昨年は4月から・・・としていて、中々忙しかったもので余裕を持たせて頂きました。

50件ほどのオーダーの内40件ほどは今週中に発送の予定。
入金待ちの10件ほどは入金の確認を待っての発送となります。
例年通りとすれば、本格的にオーダーが入り始めるのは10月頃から。
真夏の暑い時期にも、手の開いた隙を埋める様にパーツの製作を進めます。
トラブルなくすべてのお客様のお手元に無事に到着する様、気を抜けない作業が続きます。

週末は中学生あいての木工体験=スプーンづくり。
次から次へとまだまだ仕事は続くのでした・・・。

昨日の土曜日、飯田市上郷公民館で開かれた後援会を聞きに行ってきました。
「満州開拓団の体験談を聞く会」とでも言う内容なのですが、お話をしてくれる桜井こうさんは100歳に近く、作家の澤地久枝さんも93歳とご高齢のお二人です。
こうさんは毎年年末に展示会をするアートハウスのオーナーの京子さんのお母さん。
そんな縁で長年知ってはいるし、10年ほど前だったか当時の天皇、皇后両陛下が阿智の 満蒙開拓平和記念館 を視察された折、直接体験談をお話された数名の内のお一人でした。
若いころ満州にいた事はもちろん知ってはいたけれど、ちゃんと話を聞いたことはなかったので「良い機会」と言う事で夫婦して出かけた訳です。
赤ん坊を抱えた逃避行の事や食料に困ってカエルやネズミ、しまいには飼い犬まで食べざる負えなくなった経験など思いつらされる話をお聞きしたのですが、ワークショップとして聴講者に出されたお題が「今。突然に逃げ出さなければならない状況にあるとして、5点までしか持ち物が持てなかったとしたら、あなたは何をもって出ますか?」と、言うもの。
どうぞ考えてみてください。 5つだけです。
水(水筒やペットボトル)と行動食は外せない所。
情報を得るために携帯は欲しいところですが同時にソーラー充電器も持っていないと・・・。
クスリ、お金、身分証、考えるば考えるほどいろいろな場面が思い浮かびますが私は10徳ナイフも入れました。
ペットの猫はそもそも野良でもやっていけるけれど、飼い犬は放しておいてもついて来てしまう・・・。
我々は緊急時の避難と言っても災害時の事としてしか考えはないけれど「何かが、誰かが命を狙ってやってくる」と言うのは全くの想定外でした。
「命からがら」と言う言葉は聞くけれど、もちろん ない に越したことは有りません。
このW,S,実際には時間が押して完結しなかったのですが、さらに問われた言葉に戸惑いました。
「状況が変わりました。 持ち物は4つまで、1つ削ってください!!」
私はその場で結論は出せませんでした。
現在の世界情勢を見ると5年、10年先にウクライナで起こっている悲劇が近いところに出現しない保証は有りません。
日々考え、そなえる事。
「5つだけの所持品」 どうぞ考えてみてください。

草むらから鎌首を上げるヘビジャクシ。
「食虫植物です」と言いたくなる様な姿、形ですが虫を捕ることはないようです。
蛇さんはアオダイショウをはじめ、ヤマカガシ、マムシ、等々生息しておりますが、なかなかの大きさになるのがアオダイショウ。
ヤマガラのひなを狙って木に登ったり、壁を伝わってちょっと想像できない所にまで登っていたりします。
昨夜、見つけたのはドアーのガラスの隙間。

ガラスの外側に断熱用のプラ板が貼ってあるのですが、虫を狙って潜んでいるクモさんをさらに狙って隙間から入り込んだようです。
1mはゆうにありますがまだまだ子供。
棒を突っ込んで追い出しましたが、よくもまあこんな所にまで来たものです。
工房建設当初、入り込んだネズミを狙ってアオダイショウが室内まで入り込むのを防ぐため、猫を飼った事も思い出されます。

気分を変えてアマドコロの可憐な花。
今日は一気に気温が上がりそう。
蜂たちも飛び回り始め、季節は初夏に向かっているようです。

シャカの花がきれいに咲いています。
週の初めの大雨の後、輝くほどの好天が続いていましたが週末は雨模様の様子です。
道筋ではツツジの赤い花がトンネルの様に咲き誇っています。

ミズキの花も咲きだしました。
何だか「ついこないだ咲いていた気がするのだけど?」と、思うぐらい目につく白い花ですが、改めて1年の過ぎる速さに思い知らされます。
ボチボチと家庭菜園の畑の耕運も始まりました。
あちこちで地震も多いし、不安も尽きない毎日ですが淡々と毎日は進んでいきます。

もう一つ、この時期の大事な花。
毎年書きますが、この白いツボミをみるとシロイルカの鼻先を連想してしまいます。
「朴葉餅買いに行かなきゃ!!」これも毎回考える事でした。