高松にある 四国村。
ここは、四国各地の伝統的建物を移築保存してある ある意味 テーマパーク。 なかなか面白い建物がいろいろありましたが、 写真は 円形砂糖絞り小屋。 何でわざわざ円形なのか・・・と思ったら、牛を室内で歩かせて、動力にしていたからなのでした。
中央のギアからのびる丸太の先の方に牛がつながれて、牛が歩くことによって 力が伝達される仕組みなのです。 ギアーはもちろん 木製 (白樫製と思われる)その下は石臼です 。 仕組みの細部まで見せて頂けて、大変勉強になりました。
四国村をあとにして、 美味しくて、安くて、ボリュームたっぷりの讃岐うどんを食べて、目的地松山へ。
翌日は、行ってみたかった 内子町 へ観光です。
内子町と言えば 町並み保存と、内子座 。 現役小屋の 内子座は 建物も内部も大変興味深いものでした。
もう一つこの内子町でとても興味深かったのが、 和ろうそく=木蝋 。 木蝋と言ってもほとんどの方はぴんと来ないかと思いますが、 漆科の ハゼの木(紅葉が綺麗なので庭木のも良く植えている) の実を搾った液体を精製してつくった 植物性パラフィン。 ろうそくはもちろん、化粧品や医薬品 家具や楽器磨きのワックスとして古くから使われていたものです。 この木蝋のざん世界のシェアのかなりの部分がこの地方産だったと言うから驚きです。
内子産の木蝋を何とか手に入れて帰りたいと聞いて歩いたのですが、かなわず・・・。 結局 和ろうそく を買ってきました。 現在でも ベジタリアン ワックス として 需要があるようで、新品種の開発や研究も継続しているとのことなので、大変すばらしい限りです。
海も山も河もあって 温暖で 物価も安く 人も優しい 伊予の国 。 大変よかところです!!