興味本位 で立ち入ってはいけないことはよくわかっているつもりですが、とにかく見てみたかったので 会津若松からまわってきました。
先週、「どうせなら見てこよう」と考えたとき、「風景や除染作業を見ただけで何がわかる・・・?」と思い、急きょネットで エステー(株)の家庭用放射線測定器 エアーカウンターS を手に入れました。
定価は確か¥7980 とかだったような気がしますが、ネット価格は¥3980。(送別)
性能は0.05マイクロシーベルト~9.99マイクロシーベルトまで測定可能とのこと、測定方法は通常地表1mの高さで35秒間測定すること、と取説に書いてあります。
ちなみに 菜や(長野県下伊那郡阿智村)のエリアであちこち測ってみると、高くても0.06。
一番心配していた昨年秋の落ち葉を集めた腐葉土で 0.08 程度でした。
これからお見せする数字は実際に測定したものです。
車で走りながら測定していたものも多数ありますが、これなどは地表面からのものというよりは完全に 空気 ? 空間線量と考えられるのではないでしょうか?
会津若松の駅前に近いホテルの駐車場での測定結果は 0.07マイクロシーベルト/h
飯舘村の上の写真の場所
神社に参拝して本店裏の森の中で測定すると
しかし、歩いているとどんどん上昇して
場外馬券場があったので行ってみました。
閉鎖された駐車場からの眺めは自然そのもの、しかし田んぼや畑は雑草に覆われています。
試しに、隅の方の地べたに直接測定器をおいてみたところ
測定限界を超えてしまいました。
少し離れた地上1mで測定。
とにかく、除染作業の人(白い頭からの作業服にごっついマスク、ゴーグル)以外人間を、いや生き物を見かけません。
牛舎と思われるところに牛の姿はなく、商店は皆締まり、家々に人の気配はありません。
走れど、走れど 雑草で覆われた田畑が続き、ゴーストタウンというか、昔見た ホラー映画の中に入り込んでしまったような感覚に、暑いのに冷たい汗が流れます。
言い忘れましたが私の車、エアコンが壊れてしまっていて 窓全開 で走行していました。
今考えると、かなり無謀だったのかも・・・?
このあと、南相馬の海岸まで行って津波被害の現場を見ますが、その部分はまた次回。
国道6号を南下。
どこかで閉鎖されているはず・・と知りつつ警察がバリケードで封鎖している場所まで行って、Uターンさせられました。
「警官にイワキに行きたい」行って行き方を尋ねると、「1時間近く戻って別の国道(399だったかな?)に行ってくれ」とのこと。
とにかく一般車両も極端に少なく、見るのは警察車両がほとんどの光景。
1時間も戻らなくてもショートカットできるだろう・・・なんてナビを頼りに陸側にハンドルを切って少し走ると通行止、別の道を行っても当たり前だけど 封鎖。
そんなこんなしているうちにナビも頼りにできなくなり、袋小路に追い詰められたねずみ状態に陥ってしまいました。
結局、冷静に状況を確認して本来の大きく迂回ルートに戻り、浪江町から飯館村に再び入ってしまいます。
やっとのことで食事にありつけた道の駅。
ここの駐車場の車の中では
昼飯(4時近かった)を食べて戻ってくると、測定器があることに気がつきました。
郡山に抜ける前に 有名な三春の桜 が近いことに気づき、行ってみました。
花の時期ではないので誰もいません。(当たり前だ!!)
どうどうとした枯木に見とれます。 緑の葉が桜の花になったら・・と想像してください。
試しに測定してみると
郡山から東北道に乗り、矢吹まで来てやっとこの数字になりました。
最後に 取説に載っている換算表を載せておきます。