11月も下旬へと差しかかろうとしていますが、とにかく暖かい。
暖かいことはとにかく有り難いのではありますが、せっかく手をかけて干した柿は湿度の高さも相まって カビだらけ・・・。
ホワイトリカーを噴霧したりもしましたが、手をかけた甲斐もなく全て びちゃる=廃棄する 結果になってしまいました。
自家用とは言えこの十数年、毎年作ってきた 干し柿。
いっさい燻蒸などもしないため、見た目は真っ黒でガチガチで売られている物とは 似て非なる物 ではありましたが、冬場の保存食として、小腹のすいたときのオヤツとして、栄養価も高いしなんと言っても、あの自然の甘さの優しさが嬉しかったのですが、今シーズンは味わえないことに成る訳です。
先日所要があっておじゃました 柿農家(柿だけじゃないけれど) の奥さんに「気温が高いから大変でしょう・・」とお聞きしたら「すでに2回 燻蒸 しました。}と言って居られましたが、自然食として人気の高い 市田柿 ですからできる手段は 燻蒸と扇風機 だけ。
大手の生産者は温暖化を見据えて 乾燥機 も導入している様子ですが、多くの兼業農家ではそこまで設備投資も出来ないでしょうから、この高温はビクビクものになっていることと思います。
この先の陽気がどうなって行きますやら???
異常気象に振り回される人間のお話でした。