少し前の話です。
何度かお買い上げを頂いていたお客様からメールが来ました。
内容を要約すると、「庭の整備をしていて愛着のあった 桜 を切っることに成ってしまったのだけれども、そちらに送ればスプーン等に加工して頂けますか?・・・」と言うようなものでした。
返信は、「太さにもよりますが腐りや割れ等が入っていなければ、スプーン程度でしたらなんとかなるでしょう。」といった内容で返しました。
「それではお送りするのでよろしくお願いします。」 とやり取りをして数ヶ月が経ち、半ば忘れかけていた頃にスイスから荷物が届きました。
メールというのは、相手様がどこから発信しているのか判らないものです。
確かにこのお客様は海外での生活が長いようで、横浜のホテルに商品をお届けしたこともありました。
船便でどこの海を旅して来たのか 2本の桜の木。
色々な思い出を、スプーンと言う かたち にして差し上げるのも 菜やらしい仕事 です。