最近の住宅の窓にはよほど安価にしない限り断熱効果が高い ペアガラス が仕込まれているはずです。 住宅の暖房(冷房)効率を考えるとき、比較的大きな開口部となる 窓 から逃げる熱を如何に防ぐか・・・、は重要な問題になります。

我が家(工房)の場合、窓のサッシは全て解体される古い建物から外してきた中古サッシだからペアガラスなんてありえない訳です。
そこでどうするかと言うと、窓の内側に専用の薄いフィルムを張って空気層を作り簡易的ペアガラス?にするのです。 よく冬になるとホームセンター等に窓に張るプチプチが売っているでしょう。 プチプチだと透明度はなくなって外は見えなくなってしまいますが、専用フィルムだとほとんど違和感なく断熱効果を得られます。
知らない人は「こんな薄いフィルム一枚で???」と考えますが、これ一枚で絶大な効果を得られます。
但し問題は、フィルムが割と高価なことと、古くなると透明度が落ちてくることと、隙間から小さな虫が入り込みガラスの下端に市街が溜まってしまう・・・とか、まあ色々ある訳です。

「ペアガラスに入れ替えればいいじゃないか!!」とおっしゃる方が居るかましれませんが、ペアガラスって当たり前ですが 高い のです。
一枚1m20cmぐらいの高さ、幅80cmぐらいが左右2枚入るサッシで¥50,000.程? これを窓の数だけ入れていたらあっという間に数十万円の出費になるわけです。
ここからがやっと本題。
前々から欲しいと思っていた そのペアガラス が12枚¥15,000.と言う安価でオークションに出ているのを見つけて落札しました。
これは、サイズもいろいろだし、アルミ枠のないガラス部のみなのでサッシの値段と単純に比べられませんが、ガラスの専門サイトで調べてみると平均して一枚¥10,000.~¥15,000.ぐらい
の値段でした。

「自分で木製枠を作れる者の強み!!」とばかりに喜び勇んで神奈川まで引取りに出かけたのは28日の日曜日。
冬が来る前にこのガラスを窓に仕込んで、この冬はニコニコしながら雪景色を眺める予定ではありますが、このところ一気に仕事が増えてきて果たして冬に間に合うかどうか?
立てかけてあるペアガラスを横目で睨んで仕事に追われていないことを願っています。