四万十を後にして東に進み、宿毛から北上して宇和海に突き出た西海半島?に入りました。
個の辺りは「東京から最も遠い場所」 と表現される位、地のりの悪い地域の一つです。
複雑にいりくんだリアス式海岸に付けられた狭くてクネクネの道を行くとそれはもう信州の秘境の山道を走っているのと変わりません!?
ただ違うのは、常緑の森に包まれているのと断崖の下に見えるのは青い海だと言う事です。
たどり着いた集落は外泊。
一度見てみたかった「石垣の里」です。
集落全体、全ての区画、どこもかしこも、石垣で覆われています。
石垣の修繕をしているお爺さんが居たので聞いてみると、「石は運んでくるのではなく、掘ればいくらでも出てくる???」
「割って積み上げればいいだけだ」 とのことでした。
信州の山国でもよく思うことですが、どれだけの年月と人力をかけて「この平地」を作ったのか…、気の遠くなる労働が費やされているはずです。
断崖の上に付けられた道から、かろうじて通れるか?と思うような細いて荒れた脇道を降りてみると打ち捨てられたような集落あとの浜に出ました。
一軒だけ人の気配のする家があり、海と山との違いはあれ我が家と共通する辛さを感じてしまいます。
「こんなすごい所に人がすんでる!?」山道を歩て来た人に口にされる言葉だけど、全く大きなお世話なわけで、「豊かな自然の中でのびのび暮らしてるんだよ!!」と、返してやりたい訳なのです。
日本中何処に行っても限界集落あり。
「東京から一番遠い場所」 からの報告でした♪