
カレンダーは2月に変わりました。
先週、今秋と大した量ではありませんが降雪があり、あたりは一面雪景色。
暖かな冬とは言いながらも厳寒期の真っただ中ではありますのでそれなりの冷え込みも有り、「春はまだか・・・」との思いが募る今日この頃です。
昨日2月1日は私の61回目の誕生日。 そして41回目の結婚記念日でありました。
雪降り直後ではありましたが1日お休みを頂いて、大鹿村の友人のところまでお出かけする事にしました。
松川から大鹿村に向かう小渋線は、リニア工事のダンプカーの通行に向けて着々と改良が進められ、新しいトンネルも空いて皮肉にもどんどんと走りやすくなっておりました。
巨大事業に翻弄される村とそこに暮らす友人たちの事は、また別の機会ご紹介したいと思います。

話は我が家に戻して「小学校からの依頼品」の話。
1月も半ば近くになってからだったでしょうか、阿智村にいくつかある小学校の一つから電話がありました。お
「卒業生の記念品に本を入れる木箱を残したいのだけど、図書館でお宅を紹介された・・・」との事。
要するに「子供たちと教員では作れないので手伝ってほしい」という話。
この年度末の忙しい時に・・・、と思いながらも地元の小学校の依頼では無下に断ることもできず「6年生でも組み立てられるようにキットにしてあげますので、組み立て、磨き、塗装は先生と子供たちでやりましょう。」と言ってしまう私。
「図書館で借りてきました」と言う「過去に菜やさんで作ってもらった?」と言う木箱は、それはひどいもので集成材と合板で釘でぶちつけてあって「頼むからこんなのを 菜や が作った・・・」なんて言わないで!!、と言う様な品物。
予算もないのに意地で 総無垢 の木組みの木箱キットを6台分作ったと言う話です。
「組み立ても指導に行かないとダメなんだろうな~」とうすうす考えながら、今月の仕事の段取りをする事に成りそうです。
卒業記念と言うのなら、協力は惜しまないから計画的に学有林の木を伐採する所から製品にする所まで出来たらすごい勉強になるのに・・・。
などと考えてしまう私ですが、ただでさえ忙しい先生たちにそんな時間と気持ちの余裕はないのでしょう。
この依頼をきっかけに「樹と木をつなぐプロジェクト」なんてものを考え始めた私です。