この山で咲いているのは コブシ ではなくて タムシバ 。
植生的に見ると希少種の シデコブシ(花びらがピンク) があってもおかしくないのだけど、ここはタムシバの縄張りのようです。
今年は花の付きがとても良く、大きな木の小さな若木も沢山の花をつけて春を演出しています。
この数日の暖かさで春は駆け足で進んでいます。
今朝はウグイスの初音も聞こえています。
日が上がると、増えに増えた福寿草が一斉に花をひろげ始めます。
山からはアカゲラが虫を探して気を叩く音が響き渡り、下の湿気地からはカエルたちの求愛の騒ぎが聞こえてきます。
日中はシャツ一枚で薪割りに精を出し、コロナ騒ぎも何処へやらの幸せな時間を謳歌できます。
この冬は結局は小雪。
北陸や東北の豪雪とは正反対です。 逆に冬らしくない雨が結構降っているので水不足も問題にはなりそうも有りません。
梅が咲き、サクラ、はなもも が後を追いかけ、新緑が目立つようになると春も本番。
園原の 花桃祭り は今年度も中止となってしまった様ですが、人間の右往左往には関係なく花は谷一面に咲き誇り、我が世の春を演出することになります。
都会からの「観光客が来るのは怖い」とは言いながら、「お客が来ないと食べていけない・・・」と言う現実。
ここだけの悩みでは有りませんが、第4波の来襲も気をつけてお出かけしましょう。