
今シーズンはコロナもだいぶ治まって来てはいるものの体験の数は増えず、5月の高校生に続いての2回目になりました。
今回は大阪の豊中市から来た中学生20名。
いつもの通り 「おっかなびっくり」 始まったスプン作りも30分もすれば和気あいあいな雰囲気へと変わってゆきました。

最初の出血騒ぎは男の子。
「うあー」と言う声に驚いて生徒の方を見ると机に血。
何が起こったのかと駆け寄ると 鼻血ポタポタ。
経験がないのか上を向くこともなく、手のひらで垂れてくる鼻血を受けています。
ティッシュを手渡して、とりあえず先生に引き渡して一件落着。

1時間も過ぎた頃でしょうか、元気に頑張っていた女子が指先を負傷。
大した怪我ではないけど何か様子がおかしい・・・?
指先をティッシュで押さえてもらっても本人は机に伏せたままで反応がない・・・?
しばらくすると貧血を起こしたのか椅子から崩れ落ち、床に寝そべってしまいました。
意識はあるのかないのか反応もなし?
「これはやばい!!」と、担当の先生を呼びに行かせてるも、廃校になった古い校舎を体験場所に借りているのでなんお設備もない・・・。
後で聞いた話ですが、この生徒さん「血を見ると失神してしまう?」ほどの過剰な体質との事で、自分の指先の 血 を見ただけで貧血を起こしてしまった様でした。
駆けつけてくれた先生が冷静に対応してくれたお陰で「どうと言う事もなく」済みましたが、先生が動転して「救急車!!」何て騒ぎになっていたら・・・と、思うとゾッとします。
今まで20数年、ざっと数えても1000人以上の子供たちに指導してきましたが、今回のような出来事は想定外。
無事に元気に次のお楽しみに向かってくれたのでなによりですが、とにかく「どっと疲れがのしかかって」来た出来事でした。

先日も愛知県の高校?でノミの実習中に事故があった事がニュースになりましたが、刃物をつかう実習では本当に気が抜けません。
「おっかなびっくりやっている内は良いけれど、慣れてきた頃が一番怖い!!」 いつも生徒さんにも言う言葉ですが、今回は本当に肝に銘じてこの言葉をかみしめた木工体験になりました。