工房の正面に見える山桜。
正確にはカスミザクラと言う種だと思いますが、きれいに満開となりました。
里の公園や並木のソメイヨシノやエドヒガン、コヒガンに対して、山にある桜を ヤマザクラ と一括りにしてしまいますが、実は100種にも及ぶ種があるようです。
代表的なものがヤマザクラやオオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラなどです。
これらの桜が終わって少しすると同じバラ科の桜のウワミズザクラやシウリザクラなど、こちらは花の形が筒状になり一見桜とは思いませんが、小さな花を見ると「やっぱ 桜だ」と判ります。
対をなすように毎年ほぼ一緒に咲く ヤマナシ の花。
こちらは自生ではなく先代のおじいさんが「子供のころに植えた」と言う木。
樹齢は80年ぐらいには成るかと思いますが、幹の太さも60cm以上の堂々としたものに成っています。
数年前、果樹園出来られたナシの木の太いものを仕入れました。
まだ使ってはいませんが、昔聞いた話によると「なしの木は硬く、戦後すぐのころお六くし(木曽の伝統工芸品のくし)にも使われた」と、言う事ですから
試してみたい所です。
コシアブラも育って今季2度目の山菜天ぷらの昼食です。
「山ウドも一緒に天ぷらにして・・・」と、木くずをかけてある根元を探したのですが未だまだ出ず。
それでも2人で食べるには十分な量なのでした。
園原の花桃渋滞も始まり中々近づく事が出来ませんが、早朝か夕方にでも桃源郷の様子を見てこようかと思います。
こんな田舎が人であふれる季節が いま なのでした。