朴ノ木の新芽です。
あっという間にすくすくと淡い萌黄色の葉を大きく広がる朴の葉。
一山超えた 木曽路 へ朴葉餅を買いに行きたい衝動にかられます。
おそらく中津川の駅横のお土産屋さんや道の駅などには、域内それぞれの和菓子屋さんの朴葉餅が所狭しと並べられ、姿や味を競い合っているはずです。
近くて遠い朴葉餅なのであります。
さてさて世の中は今日からG,Wni突入の様子。
こちらでは花桃祭りも終わり、渋滞を気にせずに買い物にも出れれる様になりました。
とは言っても、今年の場合、実際に渋滞が起きていたのは先週の土日の極一時的な時間帯だけだったようでありました。
それでもコロナが落ち着いたと言う事なのか、昼神温泉はずいぶんと賑わいを取り戻してワンワンしている様子です。
こちらは少し前からゼンマイ採りと乾燥作業に追われています。
別にお仕事ではないのでそんなに力入れてやる事もないのですが、「楽しみにしています!!」と言う方たちがおるもので作り続けている??のでしょうか? 生えているのはほとんど工房に回りなものでさほど苦もないのですが、とにかく色々と手間がかかります。
まずは綿を取ってきれいにしたものを釜茹でします。
この綿は結構しっかりとした繊維なもので、大昔は繊維に紡いで織られたものもあったそうです。
そういえばずいぶん前に京都の織物会社の資料館に頼まれて送ったこともありました。
茹で上げたものを天日干ししてモミを入れていきます。
もむタイミングが中々難しく、早すぎてもくちゃくちゃになってしまうし、上手く硬い繊維をほぐすのがみそです。
3回ほどモミを入れてあとはひたすら天日干し。
保存食ですからとにかく水分を飛ばしてカラカラになるまで4,5日かけて干し上げます。
あとは100gづつ袋詰めして乾燥材を入れて出来上がり。
国産ゼンマイの生産地は北信越から東北地方にかけて。
それでも年々生産者の高齢化が進み、後継者もなかなか難しいのか生産量は減少の一途をたどっている様です。
道の駅で売られているものでも裏を確認すると 中国産 とあるような時代。
「価値をわかってくれる方にお分けしたい」そんな気持ちで作り続けている 乾燥ゼンマイ 。
5月中旬ごろからHPでも少量販売致します。