数か月前より計画していた天龍村への小旅行。
目的は 山の宿 加満屋 へお泊りして、旧友たちと飲み明かして、1年ほど前に収められているはずの レガシーベンチ を確認する事なのであります。
サクラが咲き始めた平岡ダムを横目で眺め、長野県最南端の秘境の村に入ってゆきます。
加満屋は友人の熊谷夫婦が、二十数年前に古民家の自宅を改装して始めた民宿。
コロナもあって5年程訪れていませんでした。
夕方には天龍村つながりの友人たちも次々と到着。
まずは、昨年改装されたばかりの天然さわらの薪風呂でゆっくりと疲れを癒しまします。

窓を開ければ、そこは大径木の森。
出てきた人誰もが「いいふろだね~」と思わず声に出してしまいます。
積もる話と進む酒、気がつけば時間はあっという間に過ぎてしまいました
。
一夜明け、朝ぶろを堪能し、おいしい朝ごはんも頂き、新築されたばかりの学校体育館へ。

ありました、一昨年に苦労して苦労して製作したレガシーベンチ。
2021年に行われた東京オリンピックの選手村で使われた木材(長野県は天龍村=ヒノキ、根羽村=スギ、川上村=カラマツ、終了後に返還された)
で作った記念の作品になります。 それぞれの村に4台づつ配置され、後世に残される事に成ります。

納品時につけたプレートも健在。
明日の新年度の始まりに、学校の新校舎のお披露目と共に使われ始めるとの事でした。

体育館吹き抜けの天井部分。
人口1000人ちょっとの天龍村。
秘境駅で有名な飯田線と共に 山の宿 加満屋 も太鼓判を押してお勧めできます。
1日 一組のみの贅沢宿。 飯田線 なかい所ざむらい から山を登った限界集落にあります。