朝晩すっかり涼しくなりました。
開けっぱなしだった窓をほとんど閉め、シャツは長袖、夏掛けとまでいかないまでもタオルケットをしっかり掛けて寝ています。
今朝の気温は16℃台。
思わず薄手のダウンを羽織ってしまいました。
人生ひょんな事から思わぬ展開が起こるものです。
前にもお話した事があったと思いますが、「後継者を探している!!」と商工会でしゃべってしまった一言が事の始まり。
「それならば長野県の事業継承サイトに登録しましょう」と成り。 県の担当者がわざわざ工房まで訪ねてきます。
「そんな大事にするほどの事業ではないです」と、わたしは言うのですが、登録件数を増やしたいのか話はどんどんと先へと進み。
県の事業登録と並行して、国の M&A 事業サイトへも登録される事と成り、国の担当者さんからもメールや電話でのやり取りが始まりました。
「そうは言ってもこんなちっぽけな事業に興味を持つ人などいる訳ない」と、当然紺が得ていたのですが・・・。
10日ほど前にまずは一人目の 検討者さん が現れたとの事。
横浜在住の半導体メーカーにお勤めの50台の方。 「離職後の事業として興味がある」との事で次のステップに映って頂きます。
「興味を持つ人っているもんですね」とびっくりしていると、昨日2件目の連絡が。
今度はコロナ禍で東京から軽井沢に転居し、リモートで仕事をしている40代のコンサルタント業務の方との事。
こちらの方は話を聞く限りでは「趣味と実益を考えて木工の仕事を考えている」様子。
今の段階ではどちらの方も直接話が出来る訳でもありませんし、こちらが事業譲渡する条件等も呈示していないので 単なる興味 と言う事なのですが正直びっくりしています。
昨日、飯田市のお誕生祝スプーン製作の今年度発注分700本の正式契約をしてきました。
「菜や」の事業を受け継ぐと言う事は、こうした自治体からの発注も受け継ぐ事と成ります。
契約書にハンコ押したからと言っても、技術がなければ製品を作ることは出来ません。
通常のM&Aでは経営者が技術者や従業員や設備もろもろを単純に言うと 売り買い してしまう訳ですが、我が家の様な場合、買い取る方に技術者としての技量がないと技術者を雇うか外注するかしなければなりません。
そもそも今地域では他に出来る所がないので 菜や の独占で成り立ってきた仕事。
受け継ぐと言っても相当な時間をかけて職人仕事を覚える必要があります。
この先どういう話になっていくのか???
楽しみでもあり、複雑なしんきょうで有ります。
実はもう一つ新しいチャレンジが始まっているのですが、これはこれで今後どおいう具合になっていくのか???
また今度、お楽しみと言う言う事に致します。