先週の土曜日、かざこしの公園で恒例の「積み木づくりW,S]が開催されました。
毎年9月に開催している 積み木W,S。
市の広報で「9月14日開催」と予定していたのですが、私の予定変更(県展授賞式への出席)が入ってしまったため28日になってしまいました。
そのためか定員20組のところが 参加者4組 と言った有様・・・。
せっかくしっかり準備したのに、それでも少人数のメリットを生かし、フレンドりに充実したW,Sと成りました。
実はこの積み木づくりW,S、「田舎よりも都会の方がうけるんじゃないの???」と言う事で神奈川での開催をもくろんでおります。
これをご覧頂いている方々も「積み木つくるだけなんて単純作業でしょう?」と思われているかもしれません。
しかしこのW,S、「積み木づくり」 は判りやすい募集の口実でして、内容は「身近な木々のそれぞれの違いを五感で感じてもらう」W,Sと成っております。
公園や近くの森林で見られそうな樹木15種類。
45㎜角のサイコロにそろえて、色味やおもさ、においや触感etcをそれぞれの樹木の葉っぱも見ながら説明していきます。
参加してくれた大人も子供も「こんなに違うんだ!!」とか「びっくりしました!!」とか、感想はそれぞれですが、山や自然が好きな人々には大好評です。
私は日々いろいろな樹木を扱う内に小さな木片でも「これは何の木」と、言い当てる事が出来る様になってしまいました。
一昔前までは山あいの村々のお年寄り(林業従事者や製材関係者)は木の板や材料を見て「これは何の木だ!!」と、言い当てていたものでした。
それがいつの間にか集落から製材所が消え、山が杉やヒノキばかりに成るにしたがって広葉樹の木材を身近に使う事も少なくなりました。
樹々の葉っぱや樹皮から「これは何の木」と言い当てる事は、森林インストラクターや林学を勉強した人々には当たり前の作業です。
しかしこれらの技能者も 木の中身 についてはほとんど解らないのが現実です。
木材を見分ける 技能は今や 特殊技能 と思われるぐらいです。
30数年里山の広葉樹と向き合い続けた成果が、いつの間にか備わってしまった訳で有ります。
今回のワークショップは前述の訳もあり、プロに動画で撮影してもらいました。
編集が済んだ段階で、興味のある方々に見て頂けるようにも考えておりますのでお問い合わせください。
菜やのお仕事は、まだまだ広がって行く様子です。