
昨年末に依頼されたお仕事。
「古家にあった薄汚れた板をベンチにリメイクしてほしい」と、言うものでした。
3月中旬、飯田市からの発注品が一段落した段階で、急ぎ作業開始。
板に付随していた客を外し、汚れを落としてみると「これは裁ち板だ!!」と、判明。
古いものですから和裁でしょうか、着物を仕立てるときに使う作業台です。
写真では判りませんが、布地に印をつけた時に出来る線の跡が無数に残っていました。
50年以上昔の話、私の母親も和裁、洋裁、得意にしていたので家に裁ち板が有りました。
子供の頃その裁ち板を斜めに立てかけて「滑り台」にしたりして遊んでいた記憶が有ります。
立派な1枚板でしたが、材質はラワン材。 私らの子供の頃はラワン材はごく普通にあちこちで見かける木材でした。
今回リメイクした裁ち板は トチノキ材 でした。 20年ぐらい前にも裁ち板が持ち込まれた事がありましたが、その時はカツラ材。
場所場所、時代時代で身近にあった素性の良い木を使ったものと思われます。
燃やされず、捨てられず、手仕事の跡が残る 裁ち板。
新たな持ち主もベンチに使いながら お裁縫 にも使いたいとおっしゃっていました。

一緒に収めたハイスツール2台。
年末に在庫していた2台をお求め頂き、追加で製作依頼されていたものです。
四方転び(八方開き)の足にステップを取り付ける加工が「簡単そうで難しい!!」のでした。
この組手、まだまだ発展、試行錯誤の余地がありそうです。

アスファルトの割れ目から顔をだす スミレ。 よく言う「ド根性スミレ!!」でしょうか?
世は春の陽気に浮かれ気分では有りますが、世界情勢を見ると相当に危うい情勢です。
至る所で値上げ、品不足が発生し、生活の根底から考え直さねばならない事もあり得ます。
「たった一人の悪魔によって、世界秩序が崩壊する現実」 とんでもない歴史的現実が現在進行形であるのかどうか???
誰にも判らないのも事実です。