寒波第一陣も何となく過ぎてくれたようですが、霜が確実にと言うかきちんと毎日下りるようになってきました。 何度か霜を浴びてた頃、日が昇るにつれて山の木々たちが一斉に葉を降らせ始めます。 室内にいても、「何の音・・」と思ってしまうぐらい がさがさ さらさら ざわざわ・・・・。
落ちた枯れ葉は、霜に当たり、雪につぶされ、たくさんの微生物や虫たちの働きで腐葉土へと進化します。 太古の昔から、落葉広葉樹林で繰り返されてきたしくみ。 私たちは、腐葉土を畑に入れ、 木の幹は木材として道具になり、枝や節は暖を採る槇や炭に蓄えます。 これも太古から続いてきた、人びとの知恵。 「あう」 とか 「あわない」 で計ることではないのです、里山で暮らす 共存することの確かな喜びがそこにはあります。
突然氷点下の気温が続いたので、あわてて水源を冬用の本流に変えました。 まだ落ち葉の流れる量が多く、メンテナンスが大変ですが「冬が来た・・・」感覚がいっそう強くなる作業です。 春が来るまで、いちばん気を使うことの一つです。