昨日、4月3日 一月前と同じ埼玉の深谷へ納品してきました。 折からの寒波来襲のため、途中の白樺湖から雪、気温はマイナス3度 夏タイヤに変えてしまった私の車に思わず早まったか・・・ と思いきや少し過ぎれば再びお日様様が出てきて、なかなか楽しい小旅行になりました。 今回納めたのは学習デスク2台、子供たちが首を長くして待っていてくれたのがとても嬉しかったのでした。

このデスク、 出来るだけ安く、シンプルで長く使えるものをほしい と言う多くの方からの声を聞いて、昨年から定番商品として売り出したものです。 デスクの広さはW1100xD700引き出しはA4ファイルが余裕ではいる大きさのが2ヶと筆記用具など小物をいれる小さいのが一つ 多少のサイズ変更や色合いのオーダーを受けて、¥96,000.(送料別)で出だしています。 一般の既製品から考えると、少々高いかもしれませんが、無垢の みずなら材(北海道産)のどっしりとした姿は、かなりお買い得な設定です。 飯田では桜も満開になり、昼神でもちらほらと喜んでいたら、今日昼の一時は吹雪でした。 暖かさを知ってしまった体には、とても応える寒さとなっています。 明日の朝はいったい何度になっているやら、思いやられます。
何日か春らしい暖かな日が続き、山でもやっと梅が咲き始めました。 昨日ご注文頂いてから14ヶ月目にてやっと納品にこぎ着けた けやきの応接セット

ここまで遅くなったのには、色々と訳があるのですが、ずっと待っていて下さった名古屋の O様には、本当に感謝しています。 このお客様宅には、菜やのテーブルを始め、いす4タイプ 計9脚がそろい、展示会場の様子です。

一夜明けて、何日かぶりに裏山を一回りして、目に飛び込んできたのが わさびの新緑 昨年の今頃はこのわさびも カモシカにくわれ、悔しい思いをしたことが脳裏をよぎります。 喰われる前にとりあえず わさびとふきのとうのパスタ をお昼に食べました。

ニンニクをきかせてしまったのがあだになって、わさびの風味が死んでしまい ちょっと失敗。夜は素直におひたしでいただきました。 調理はもちろん? ひろみさんなのですが、このわさび 手を嫌うとか 人を嫌うとか言われ方を良く聞きます。 どういうことかと言うと、調理する人によって苦みが出てしまうことが、たびたびあり きちんと教わったとおりに調理しても苦かったりすると嫌われた と言うことになるわけです。 本日は嫌われずに味わえてとても幸せ。
土曜日夜からの大荒れの天気が、おさまりきれない日曜日の早朝、長野市松代町にあるはずの西念寺に向け出発。 目的はひろみの母上、さちこさんが戦時中疎開していた松代町を訪ねてみたい と言う話から、それでは是非言ってみましょうと言うことになり、どうせ行くのならと子供たちも誘って と言う具合になり、一家全員がそろうのは4年ぶりのことです。 さちこさんの記憶は宿泊していたのは、西念寺というお寺だったこと。 毎朝歩いて温泉に行き、それから電気の工場に行っていたこと。 程度で、とりあえず西念寺の場所を長野市内で働いている次男に探してもらっておいて、難なくたどり着くことは出来たのですが、あまりにも変わっていて何も思い出したり、感傷に浸ることもなく西念寺を後にしました。 温泉は松代温泉しかないだろうと言うことで、行ってみても 国民宿舎があるだけで何も解らず・・・。 うろうろしている内に真田邸についてしまいました。

長男は名古屋からの始発のバスでやってきて、長女は春休みで帰省中。いろいろ気が利く次男は長野で合流して、4年ぶりの全員集合。 家族旅行という言い方をすると、たぶん十数年ぶりになるでしょう。 戦後60年以上もたって、疎開先を訪ねるなんて、きっと劇的な展開が・・・なんて考えていたのは、あっけなく裏切られたのですがそれを抜きにしてもとてもいい一日になりました。 その後は、一番稼いでいる次男に信州牛のすき焼きをごちそうになり

本堂再建300年祭中の善光寺をお参りしてしっかり観光客をしてきました。

前回までのあらすじ 鳥の巣箱の中で、ぬくぬくと冬眠していたモモンガを、謝ってたたき起こしてしまった雅彦、数日たった真夜中から雅彦の寝ている頭の上で、柱をかじる大逆襲が始まったのでした。 ほぼ毎晩、真夜中になると響き渡る がーり がーり がーり がーり と言う音に大騒ぎだっのですが、ねこも天井を見上げるだけで、何も出来ず。 雅彦自身も毎日目を覚まされるわけでもなくなり、人間慣れって言うのは怖いものです。 夏も過ぎて、秋風が吹き始めた頃のある夜のこと。 我が家の巨大ねこの まんさく と なつめ はいつものように2階のひろみの部屋で眠りにいています。 しばらくすると一階の部屋から がたっ と小さな音。 なつめは寝たまま、まんさくは頭を上げて耳を澄ましています。 しばらく様子を探っていたまんさく、起きあがるとそっと音を立てずに階段を下りていきました。モモンガモモちゃん ねこが食べ残したキャットフードをねらって壁の穴から出てきたのは、この夜が始めてではなかったのだと思います。 たまたま今日はへまをして音を立ててしまったのでした。 体重5キロを超す巨大ねこ まんさくにかかってはモモンガもあっけなく取り押さえられてしまったようで、どたばたした騒ぎはなく 私がその始終に気がついたのは、朝になってからでした。 首をかじられたモモちゃんの亡骸が、机の下に転がっていたのでした。
季刊 住む (3月21日発売)の春号にほんの少しですけど 工房菜やが紹介されています。

伊那谷の森で家を造る会 の活動紹介の中で菜やも取材して頂きまして、わずかですが紹介してもらっています。 そのとき取材に見えた編集の方がターナーを買っていかれて、使い心地をたいそう気に入ってくれたおかげで台所道具の紹介コーナーにも、まんまと堂々と載っています。

プラム工芸(一部でとても有名)の木べらと堂々とたいまん張っている 菜やの ターナー 本屋さんで買わなくてもいいから、是非立ち読みだけでも見てやって下さい。 皆さんの所でも同じでしょうが、春が来たと喜んだとたんに真冬に引きずり戻されてしまったような毎日で、天気予報を聞くたびに冬型の気圧配置が・・・とか、平年より何度低い温度でしょう・・・とか、ウンザリという毎日です。 暑さ寒さも彼岸まで・・を信じて体調崩さぬようにがんばりましょう。 風邪など引かぬようご自愛下さい。
のかんぞう 別名 やぶかんぞう 春一番にでる山菜の一つです。

これを天然記念物のニホンカモシカが食べるんです。 こちらとしても春一番の大事な青物、見張っているわけにも行かないのだけど争奪戦が始まります。 のかんぞう酢みそ和えにしたり、豚バラ肉と一緒にしゃぶしゃぶにしたり あくがなくてとても美味しいのです。
大切な青物、カモシカにやれないのです。

暖かさにつられて、福寿草が咲き始めました。 同じ長野でも早いところでは2月の初め頃から開花のニュースが流れるのですが、ここでは4月に入ってから咲くのが例年の始まりです。 工房にある福寿草は、もちろん在来種の天然物 手入れをしているというほどのこともないのですが、環境を整えているからかだんだんと群生が広がっています。 暖かいかと思えば冷え込んで雪が降り、ちょっとゆるんだと思えばまた雪が降る。 体調も気分もなかなかすっきりしない今週のお宝でした。
3日 埼玉県岡部町まで日帰り納品に行ってきました。 毎年9月の連休にこの地にある ふきのとう保育園にてクラフト展を開いて頂いている縁でご注文頂いたサイドボードです。

申し訳ないことに、ご注文頂いてから半年近くたっての納品になってしまいました。
この岡部町周辺にそんなこんなで年に何度か伺うのですが、菜やから諏訪あたりまで高速にのって和田峠~笠松峠~佐久~内山峠~下仁田~と言った道順で約5時間の行程です。 金欠の時は高速も使わず、和田峠の有料道路もさけ杖突峠から白樺湖経由で6時間半なんてこともありました。 途中の風景 浅間山

いつも面白い山だと思いつつ やっと写真を撮れた荒船山

佐久からコスモス街道 国道254号線で内山峠を越えるとすぐ右手にそびえる山です。ここから下仁田さらに軽井沢方面にかけては、まるで中国の桂林を思わせるような奇岩 奇山の連続で、ひろみさん曰く この辺の子供に山の絵を画かせるとみんなグローブみたいな山を画うのかしら・・・ なんて思ってしまうほどの風景です。
朝7時に出発して、ほとんどとんぼ返りで帰ってきたのが夜8時前、さすがに年を感じてしまう今日この頃です。
瞬く間に3月に突入してしまいました。 以前作っていた 里山ひな人形の写真です。

里山のいろいろな木々を組み合わせて製作して、ひろみさんは結構気に入っていたのですがなかなか安く作れず、売れないのでお蔵入りになっています。
前回のモモンガモモちゃんの復讐劇を是非・・・と言う声にお答えしましょう。 モモンガの冬眠を申し訳ないことにたたき起こしたのがちょうど今頃の季節。 その年も早くに暖かい日が続いていたのですが、三寒四温のことわざ道理 真冬のようなひも再びやってきて どうしたでしょうね~などと話をしていたある夜、すっかり犬もねこも人間も寝静まった真夜中の2時か3時屋根裏を走り回る音に雅彦は目を覚まします。 ねずみ・・・それにしては足音がでかい。ねこ・・・は屋根には登れない。 からす・・・まだ真っ暗だからそれもない。そうこうそうぞうしているうちにつ、ちょうど雅彦の頭の上あたりに足音が止まります、次の瞬間が~りが~り、が~りが~り 棟木か垂木をかじる音に思わず飛び起きて天井をたたいたりどついたりすることしきり、すると音はとりあえず静かになります。 やれやれと布団に入ってしばらくすると・・・が~り が~り が~り が~り と再び攻撃が始まります。 また起きて天井たたいたり大声出したり家中起こして大騒ぎしているとばたばたばた とどこかに走って消えてしまいます。 その夜からほぼ毎日同じような時刻になると、モモちゃんのお仕事は始まるのでした。 つづく
昨日のこと 年末に倒しておいた檜の木を製材するために、枝を整理しようと作業を始めたところ枝の分かれ目に何か不自然な物を発見。

からす・・・ではない。 リスかな・・・。 ももんがくさいな・・・。 とりあえず、解体してみると
小枝にくるまれた中に、檜の皮を細かく裂いてふわふわにしたお布団を発見・・・。 昨年、鳥の巣箱の中で冬眠中のモモンガを、申し訳ないことにたたき起こしてしまい捕まえたときの写真

調べてみると、ムササビもモモンガも リスの仲間。 ムササビは板壁を食い破って屋根裏には入り込み巣を作ると言う話を聞くのですが、基本的には木のうろ(腐って出来た穴)などに入って冬眠すると、認識していました。 一番上の写真ではよくわからないかと思いますが、小枝の切り口はみな鋭く、かみ切られているように見えます。 カラスなどの拾い集めた枝とは明らかに違っています。 フワフワのベッドはオープンした状態ではなく、潜り込んだ中に作ってありました。 モモンガの巣と勝手に決めていますが、詳しい方がいましたら教えて下さい。
追伸 冬眠をたたき起こしてしまったモモちゃんはその後 大復讐作戦に出たのでした・・・。