恥ずかしながら、初めて挑戦した 全国公募展 。
神奈川県美術展 工芸部門 にて ホテルニューグランド賞 を受賞致しました。
ビギナーズラックと言われてしまうかもしれませんが、長年の努力にご褒美を頂いた感じです。
昨日14日、山下公園前の県民ホールにて授賞式が行われました。
受賞作は 「木あかりチェスト」 。
長年、注文品の家具や雑貨とは別に作品として作り続けてきた 「木あかりシリーズ」。
ろくろの技術で作る 木椀 を極限まで薄く仕上げ、透けるあかりの美しさを作品にしたものです。
しかし、選定時の状況を聞く限り「どうも灯りの美しさは見てもらえていない???」様子・・・。
明るい展示室では魅力は半減なのですが・・・。
展示室で並べられる以上しょうがない事とはわかっております。
グランプリをはじめ受賞作品は 図録 に収められ、評価点も記載されているのですが、どうも「ユーモア的作品???」とみられた様子。
現在、県民ホールギャラリーでは1期展=平面立体(絵画、彫刻、コンテンポラリー,etc) が行われています。 15日まで
2期展 工芸、書、写真、は 18日(水)から 29日(日)まで
巡回展 は場所を 鎌倉芸術館ギャラリー に移し 11月1日(金)から 10日(日)まで開催されます。
入場無料ですので、どうぞ行楽がてらにお出かけ下さい。
何はともあれ、評価を頂けたのは有難い事。
残りの人生に対してとってもポジティブな気持ちになります。
次なる作品も現在製作中。
新たなアイデアも次々とわいてきて、気持ちは焦るばかりです。
「菜やの木あかりは暗がりで見てこその作品」と周知される日を目指して・・・。
技術的な 難易度 を克服している事も評価してほしい所です。
日帰り強行軍の疲れも捨てて、今日もこれから製作に没頭します。
朝晩すっかり涼しくなりました。
開けっぱなしだった窓をほとんど閉め、シャツは長袖、夏掛けとまでいかないまでもタオルケットをしっかり掛けて寝ています。
今朝の気温は16℃台。
思わず薄手のダウンを羽織ってしまいました。
人生ひょんな事から思わぬ展開が起こるものです。
前にもお話した事があったと思いますが、「後継者を探している!!」と商工会でしゃべってしまった一言が事の始まり。
「それならば長野県の事業継承サイトに登録しましょう」と成り。 県の担当者がわざわざ工房まで訪ねてきます。
「そんな大事にするほどの事業ではないです」と、わたしは言うのですが、登録件数を増やしたいのか話はどんどんと先へと進み。
県の事業登録と並行して、国の M&A 事業サイトへも登録される事と成り、国の担当者さんからもメールや電話でのやり取りが始まりました。
「そうは言ってもこんなちっぽけな事業に興味を持つ人などいる訳ない」と、当然紺が得ていたのですが・・・。
10日ほど前にまずは一人目の 検討者さん が現れたとの事。
横浜在住の半導体メーカーにお勤めの50台の方。 「離職後の事業として興味がある」との事で次のステップに映って頂きます。
「興味を持つ人っているもんですね」とびっくりしていると、昨日2件目の連絡が。
今度はコロナ禍で東京から軽井沢に転居し、リモートで仕事をしている40代のコンサルタント業務の方との事。
こちらの方は話を聞く限りでは「趣味と実益を考えて木工の仕事を考えている」様子。
今の段階ではどちらの方も直接話が出来る訳でもありませんし、こちらが事業譲渡する条件等も呈示していないので 単なる興味 と言う事なのですが正直びっくりしています。
昨日、飯田市のお誕生祝スプーン製作の今年度発注分700本の正式契約をしてきました。
「菜や」の事業を受け継ぐと言う事は、こうした自治体からの発注も受け継ぐ事と成ります。
契約書にハンコ押したからと言っても、技術がなければ製品を作ることは出来ません。
通常のM&Aでは経営者が技術者や従業員や設備もろもろを単純に言うと 売り買い してしまう訳ですが、我が家の様な場合、買い取る方に技術者としての技量がないと技術者を雇うか外注するかしなければなりません。
そもそも今地域では他に出来る所がないので 菜や の独占で成り立ってきた仕事。
受け継ぐと言っても相当な時間をかけて職人仕事を覚える必要があります。
この先どういう話になっていくのか???
楽しみでもあり、複雑なしんきょうで有ります。
実はもう一つ新しいチャレンジが始まっているのですが、これはこれで今後どおいう具合になっていくのか???
また今度、お楽しみと言う言う事に致します。
ノロノロかつ迷走している台風10号。
神奈川でかなりの大雨になっている様子ですが、皆様ご無事でしょうか?
友人、知人、もとても多い神奈川県。
「お前んとこの方が心配だ!!」と、言う声も聞こえてくる気もしますが、今の所こちらは全く問題ありません。
写真は2日ほど前の晴れ間の一時。
昨年もさんざんでした ナラ枯れ がさらに標高を上げている様子を写したものです。
昨年は中腹あたりに目立っていたナラ枯れ。
山を歩いているとあちこちに立ち枯れてしまっている木々を目にしますが、遠目には逆に目立たなくなってしまいました。
「割と大きな木からやられてる」様子では有りますが、身近な所の木はせっせと切り出して冬用の薪へとストックしています。
特に対策もない現状。
ますますクマさんやイノシシの食料がなくなっていく訳ですからこの先???な未来が待ち構えている事になります。
と、熱くなってしまいましたが、今の問題は台風10号でした。
この数日降ったりやんだりの日々はどこもいっしょなのでしょう。
合間を見て雨対策、排水路や雨どいのつまりをきれいにしたりタンクにきれいな水を貯めたり、ある意味「準備万端」で待ち構えているのですが・・・。
しっかり対策すると スルー するのは有難い事ではあるのですが、何かモヤモヤするのはナゼ???。
降水予報とにらめっこして、水源も遮断して待ち構えていると 日がさして来たりして??? 。
雨も降らないから再び水源まで行って、取り入れ口を接続するのです。
今日31日が一番降る予報なので朝一5時過ぎに起きだして、再び水源を 切る つもりでしたが予報が???。
そんなこんなで何とかやり過ごせる様子の10号さんであります。
久しぶりにアームチェアーの製作へ。
もちろん注文ですが、10年近くほっぽてあったキャンセル品を格安で再製作しています。
「いつの間にか年をとってしまった旦那さんへ、奥様からのプレゼント」 予算に間に合わすためのグッドアイデアです。
この所 編み込み椅子 ばかり作っていたので 座彫り は「ほんとに久々」。
「この作業が一番好きだ」と言ったのは友人の木工屋さん。
夜も更けた仕事場でカンナの音だけがして、足元に木くずが積もっていく様子は確かに絵になる工程です。
台風の雨降るポツンと一軒の電気の下、こんな暮らしに憧れる人も多いのではないでしょうか?
昼神温泉内にあるカフェ「キヲスク」。
人気のスイーツに使われているのが「ミニ桶」
3年程前の開店時に引き続き、追加の製作依頼があり20個を納品致しました。
店内での提供時の様子。
カップと桶ののっている銘々プレートも 菜や 製作のものに成ります。
通常の 木桶 は丸みをつけた薄板を組み合わせて作りますが、このミニ桶は一木の塊から削り出して作ります。
繰り返し水洗いされて酷使されるので、厳重に耐水対策のとそうをしての出荷と成ります。
昼神温泉に起しの時は、ぜひ「キヲスク」にてお楽しみください。
春に保育園向けの家具を製作して以来の大物製作?と成りました。
ご依頼は直径105cmのちゃぶ台。
卓袱台(ちゃぶ台)とは、丁番とうの金具を使わずに脚折れ出来る様に仕込ん座卓。
昭和の時代の四畳半にノスタルジックに鎮座している あいつ で有ります。
「ちゃぶ台返し」で有名な丸座卓では有りますが、勢いよくひっくり返せるのはせいぜい80cm程度まで。
この大きさを勢いよくひっくり返すにはかなりの鍛錬が必要と成ります。
施主さんは料理教室を主宰されていのご要望。
詰めれば大勢でお茶したりもできる「丸座卓」
お宅にも御一ついかがでしょうか。
基本は90cm程度のおおきさで税込み10万円ぐらいで製作できます。
どうぞお気軽にお問合せ下さい。
コムギは15歳。
この所 老い をずいぶんと感じる様に成って来ました。
お盆を過ぎてもまだまだ暑いせいか、寝ている時間がとても多くなりました。
「例年なら・・・」なんて言葉も今や無意味、とさえ思わせる暑さが続いていますが 夏休み はうまく取れましたでしょうか?
我が家の場合、5日にヒロミさんのいとこ親子さんが来てくれたのをきっかけに、孫やら息子やらが行ったり来たり。
昨日、やっと仕事を再開できたので10日間程の 夏休み と成ってしまいました。
おそらく 過去最長 の夏休み。 とは言っても送迎やらお世話やらで休みとは言えない いろいろ に振り回された10日間だった訳です。
北海道旅行に行った次男家族からの贈り物。
「やっぱり毛ガニはうまい!!」と久しぶりに堪能しました。
長男から美味しいソーセージが届き、次男からはこのカニとウニ、イクラが届き、インフルで急遽帰省できなくなった娘からは美味しい日本酒andその他もろもろが贈られてきました。
「あれも食べなきゃ、これも食べなきゃ」と言うわけで mago mago ダイエットは「あっ」と言う間になかったことに・・・。
なんだかんだ言っても しあわせ を感じさせられる夏となった様です。
「ここで暑いと言ったら叱られる!!」とは我が家の格言。
赤とんぼもだいぶ目立ってきたり、ススキの穂が出てきたり、暑いとはいえ確実に季節は秋へと進んでいます。
地震も怖いけれど台風も当たり年になりそうな気配。
やらなきゃいけない事がずいぶんたまっているのを思い出してしまった私です。