
工房の正面に見える山桜。
正確にはカスミザクラと言う種だと思いますが、きれいに満開となりました。
里の公園や並木のソメイヨシノやエドヒガン、コヒガンに対して、山にある桜を ヤマザクラ と一括りにしてしまいますが、実は100種にも及ぶ種があるようです。
代表的なものがヤマザクラやオオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラなどです。
これらの桜が終わって少しすると同じバラ科の桜のウワミズザクラやシウリザクラなど、こちらは花の形が筒状になり一見桜とは思いませんが、小さな花を見ると「やっぱ 桜だ」と判ります。

対をなすように毎年ほぼ一緒に咲く ヤマナシ の花。
こちらは自生ではなく先代のおじいさんが「子供のころに植えた」と言う木。
樹齢は80年ぐらいには成るかと思いますが、幹の太さも60cm以上の堂々としたものに成っています。
数年前、果樹園出来られたナシの木の太いものを仕入れました。
まだ使ってはいませんが、昔聞いた話によると「なしの木は硬く、戦後すぐのころお六くし(木曽の伝統工芸品のくし)にも使われた」と、言う事ですから
試してみたい所です。

コシアブラも育って今季2度目の山菜天ぷらの昼食です。
「山ウドも一緒に天ぷらにして・・・」と、木くずをかけてある根元を探したのですが未だまだ出ず。
それでも2人で食べるには十分な量なのでした。
園原の花桃渋滞も始まり中々近づく事が出来ませんが、早朝か夕方にでも桃源郷の様子を見てこようかと思います。
こんな田舎が人であふれる季節が いま なのでした。

信州飯田の西濃運輸の営業所から発送した荷物を追いかけて沖縄へ。
「1週間ぐらい」と言われたけれど、余裕を見て10日前に発送したのですが、実際には船便でも4日後には「着いています」とのご連絡。
いきなり沖縄行き予定変更もできないので、保管をお願いしたのでした。

予約していた 軽トラ をレンタルして無事に引き取りに成功。
翌日は納品、組み立ての一仕事が待っております。

組立て、設置が完了した ウォールナットのビッグテーブル。
完成品を輸送するより、分解 梱包することで送料を1/4に圧縮出来ました。
スペースが広々しているのであまり大きく見えませんが、W1900 x D900 x H720 の堂々とした大きさです。
4人の子供はまだまだ小さいものの、成長して両親含めて6人で使っても十分だと思います。

納品以外は那覇に移住している旧友と飲み歩いたり、ビーチや史跡を見学したり、しっかり観光させて頂きました。

時間が空いた日曜日は50年近く前に少々係わりのあった 平安座島の石油備蓄基地 も見てきました。
埋め立てによる海洋汚染や海洋事故による原油の流出を危惧した反対運動でしたが、時間の経過が何事もなかったかのような景色を生み出していました。
平安座島、宮城島をさらに先に進むと美しいビーチの広がる 伊計島 に至ります。

シーズンには相当な人でにぎわうという 大泊ビーチ。
ひとっこ一人いないビーチを独り占めして、久しぶりの「海」でした。
日差しは強いものの、吹き付ける風のせいで「およぎたい」とは思いませんでしたが、シュノーケリングでさぞかし楽しめる場所の様でした。

残波岬や再建中の首里城も見れて見事に観光旅行が成立です。
昭和の雰囲気漂う飲み屋街や国際通りの面白さに圧倒されながらも午後3時発の中部国際空港行きのANAにのり、6時間後の様の9時には信州の自宅に戻れているのですから「遠いようで近い場所」の沖縄で有りました。
帰ってきた信州の山はまだまだ花盛り。
今日からは 園原の花桃祭り が始まっている様子です。

今朝は氷点下まで冷え込んでいます。
暖かくなったとはいえ、薄着に成った分とっても寒く感じてしまう陽気です。
サクラもやっと麓まで咲き始めました。
梅が咲き、コブシが咲き、草も木も一気に芽吹き始めている様子です。

一年ほど前から頼まれていたウォールナット材のビッグテーブル。
畳大きさよりも二回りぐらい大きな物ですが、発注者は沖縄で歯医者をしている姪っ子。
とにかく手が空かないので、延々と製作が遅れていたのですがやっと作れました。
問題は輸送。

船便で送り出すため、とにかく厳重に梱包します。

組立て済で送ろうとすると、送料が20万近くかかると言うので分解した状態で送り、現地に出向いて組み立てます。
総重量は100kg程になるのでフォークリフトで動かせるように箱を作ります。

軽トラの荷台で箱詰めして、そのまま西濃運輸の営業所に運びこみます。
大阪から船積みされて、2週間ほどで沖縄の営業所につく予定です。
その後の様子は、また沖縄の様子ともどもお伝えします。
「とにかく無事に到着します様に!!」祈るような毎日になりそうです。