
吟醸 菜や が発売されたわけではなくて、末の娘からの父の日のプレゼントでした。

今年もモリアオガエルの卵塊が出来ました。 ごぞんじのとおり、この蛙は天然記念物に指定されていて沼や池の畔の木の上などに卵を産み付けます。水面上にのびる枝がないと、写真のように草などのも生み付けます。 卵塊は手で持てるほどしっかりしていて、生まれたオタマジャクシは水面に落下する仕組みです。 この時期モリアオガエルはかなりの距離水辺を求めて山中を移動してくるようで、聞いた話では5,6キロぐらいは楽に動くようです。

山の中の一軒家 工房菜やの唯一の隣人、佐々木のおじさんが亡くなられました。 ご本人は20数年前、この山での暮らしに見切りを付け村の中心部へ移転されているのですが、山の家 暮らしが忘れられなかったのか、とにかく私たちが知る限り天気さえ良ければご自身でカブに乗りかよってこられていました。 本当にこの土地で生まれ、この土地で育ち、山で生きてこられた唯一の生き証人のような方で、教わることがまだまだあっただけにとても残念であります。 ここへ来られたことがある方なら、2件ある古家の下の方の家 と言えば理解して頂けると思いますが、それはそれはきれいな状態に家も土地も保たれていて、この先のことを考えるに暗雲立ちこめてくる思いがいたします。 昨年の春のこと、それまで古家を貸してほしいという話が来ても決して話に乗ることさえなかったおじさんが、何か感じるところがあったのか 水上君の知り合いで誰か借りてくれる人はおらんか・・・と、言ってきてくれて やっと山暮らしの本当のお仲間が出来ると喜んでいたのですが、はたして息子さんや親戚の人々が同じように考えてくれるかは全く白紙の状態です。 極限集落 と言う言葉の重みを否応なしに味あわされることになるようです。
6月もはや一週間が過ぎてしまいました。 このところアオダイショウの動きが活発で、雄2匹が雌の取り合い?でもつれ合っていたかと思えば、風呂場の浴槽の隅からにょろにょろと出てきてみたり、ついには鳥の雛をねらって家の壁を上る始末。 ズーと見張っているわけにも行かないので目を離したら、鳥の巣近くまでいったのがいたらしく、まだとても飛べない雛が降ってきました。 写真はヤマガラの雛

、これは育てないと行けないのかしらと思い、試しにミミズやらちっちゃいバッタやらピンセットで口に運んでやると食べるではありませんか。 本気で育ての親になる気でいたら、頭上で本当のヤマガラの親がうるさく飛び回るので取りあえずうまくいくか解らないけど、仮の巣を作ってやって親がえさを運んでくれるか見ています。 この騒ぎで驚いたのは、アオダイショウに全長10センチちょっとのヤマガラの親が威嚇して向かっていくのです。 母親か父親か解らないけれども、子を持つ親の強さをあらためて思い知りました。

左 なーんだ・・タンポポじゃんと思うかもしれませんが、よ~く観察するとなかなかきれいな花なんです。 これは、セイヨウタンポポですが在来種のタンポポも久々に見つけることが出来ました。 右 しゅ~う とのびて先っぽに黄色い小さな可憐な花を付けます。 茎を折ると白い乳を出し、なめてみると 口が曲がるほど苦いことを確認した ニガナ です。
左 少し前にさんざん話題にした ゼンマイ の花 五重塔とかの一番高いところについている水煙によく似ています。 右 草むらから毒々しい色の鎌首を持ち上げている蛇に見えるでしょう。 その名の通り マムシグサ 別名を ヘビジャクシ と言います。 確か雄雌があって臭いで蝿を誘い込んで、むりむり花粉を蝿の体にしょわせて雌花に運ばせる、非常によく考えられた?機能を持っている植物と教わった記憶があります。 サトイモの仲間で秋には真っ赤な実をびっしり付けます。

堅いカプセルのような新芽がぽろぽろとむけて、いつの間にか立派な 朴の葉が広がり大きくて見応えのある朴の花が咲きます。 朴の葉はご存じの通り朴葉餅や朴葉すし、朴葉焼きなどに活躍するしっかりとした大きな葉っぱ、 材は版木や彫刻材に使われる緻密な鶯色の美しい材木です。


右 水辺に咲く くりんそう 少しずつ増えています。 左 なるこゆり 同じ仲間の あまどころ はたくさん自生しているのですが、この なるこゆり はこれだけしか見あたりません。
昨日受け入れた、大阪 守口市立第2中学の男子3名 薪割りに完全にはまってわずかな時間ですばらしく上達しました。 だら~とした(失礼) 今時の中学生と思われた子がはつらつとして薪割りしている姿は実に爽快でした。 予定していた薪割りと薪の束作りがあっという間に終わってしまい大助かりの3名でした。