
書類上の納品は、とっくに完了していた明星保育園さん。
17日に松川入り財産区役員さん達や報道関係や市職員等のもと「贈呈式」を行うとの事で16日午後に納品して来ました。
全て松川入り財産区から産出された木材で製作したものですが、メインは園庭のカエデの木を囲む 円形ベンチ。

屋外の過酷な環境に耐えるよう、すべてクリの木で製作。
地べたにつく 脚の先 にはアジャスター兼のプラ金物で浮かせてあります。
両側から座れるよう座板の幅を400mmに広くして、大勢の園児さんが楽しめる様にしました。
耐候性のある御高い塗料を塗って仕上げて有ります。

こちらは小判型の小テーブル3台。
クルミとクリとハンノキ材でそれぞれ作ってあります。
半円形を2つあわせて円形テーブルとしても使える様にしてあります。

高さ違いの円卓2台。
脚は金物でたためる様になっています。
これはスギ材製。 傷はつきやすいのですが、軽くて扱いやすいのが良い所です。
保育園さんの希望としては「円卓も3台づつほしい」と言う物でしたが、予算の関係で1台づつに変更。
それでもとても喜んで頂き、製作にあたった者としては肩の荷を下ろした感じでした。
贈呈式に私共は出席しませんが、「松川入り財産区さんの遊具、玩具の贈呈事業」は地域において大変意味のある有効な事業だと宣伝してくれるようお願いして来ました。
近い将来、私共も製作者から撤退するつもりではおりますが、この事業が若い製作者に引き継がれ「地域の山からのプレゼント」が行き渡る事を願っています。
鼎地区では今年度より、「地場産材をつかったおもちゃプレゼント」事業も始まっています。
「山の木と手元をつなぐ木製品」もっと地域の山に多くの人の目が向けられる事を期待しています。

根元の直径は70cm越え。
私が管理しているエリアで一番でかくて立派だったミズナラでした。
ナラ枯れの菌に取りつかれ、枯れてしまったのはおととしの事。
直ぐに倒そうと考えはしたものの、幹がかかるであろう場所に水源の施設があり躊躇・・・。
何だかんだと思案しているうちに時間はたち、結局伐採できたのは今年の正月明けでした。

搬出するには何だかんだと言っても重機が必要。
余りの年季の入りすぎに「冬場のエンジン始動は困難」の状態のミニバック。
気温も上がってなんとか動いてくれて「ふるくたって、在るとないとは大違い!!」なのでした。
作業途中に劣化した油圧パイプが破裂するアクシデント発生。
頭から作動油を浴びて大変な状況にもなりましたが、その日のうちに部品も手に入って何とか危機脱出。

このでかいミズナラと近くにあった同じぐらい太いクルミの木も伐採して有りました。
ミズナラは刻んで割って薪材に、くるみの方は製材して用材として乾燥にまわす予定です。
おそらく今後、杉の木とかは別としてこんな大木を搬出する事はないかと思います。
余りの重さに吊り上げたタイヤショベルが転倒する事2回。
「ご無事で何より・・・」と山の神様に感謝して手を合わす次第であります。
目まぐるしく変わるお天気とにらめっこしながらの作業ですが、日なたでは汗ばむ様な陽気と咲き誇る花たちに囲まれた作業は幸せさえ感じます。
健康第一、体が資本、この春も何だかんだと忙しく過ぎて行きそうです。

昨年末に依頼されたお仕事。
「古家にあった薄汚れた板をベンチにリメイクしてほしい」と、言うものでした。
3月中旬、飯田市からの発注品が一段落した段階で、急ぎ作業開始。
板に付随していた客を外し、汚れを落としてみると「これは裁ち板だ!!」と、判明。
古いものですから和裁でしょうか、着物を仕立てるときに使う作業台です。
写真では判りませんが、布地に印をつけた時に出来る線の跡が無数に残っていました。
50年以上昔の話、私の母親も和裁、洋裁、得意にしていたので家に裁ち板が有りました。
子供の頃その裁ち板を斜めに立てかけて「滑り台」にしたりして遊んでいた記憶が有ります。
立派な1枚板でしたが、材質はラワン材。 私らの子供の頃はラワン材はごく普通にあちこちで見かける木材でした。
今回リメイクした裁ち板は トチノキ材 でした。 20年ぐらい前にも裁ち板が持ち込まれた事がありましたが、その時はカツラ材。
場所場所、時代時代で身近にあった素性の良い木を使ったものと思われます。
燃やされず、捨てられず、手仕事の跡が残る 裁ち板。
新たな持ち主もベンチに使いながら お裁縫 にも使いたいとおっしゃっていました。

一緒に収めたハイスツール2台。
年末に在庫していた2台をお求め頂き、追加で製作依頼されていたものです。
四方転び(八方開き)の足にステップを取り付ける加工が「簡単そうで難しい!!」のでした。
この組手、まだまだ発展、試行錯誤の余地がありそうです。

アスファルトの割れ目から顔をだす スミレ。 よく言う「ド根性スミレ!!」でしょうか?
世は春の陽気に浮かれ気分では有りますが、世界情勢を見ると相当に危うい情勢です。
至る所で値上げ、品不足が発生し、生活の根底から考え直さねばならない事もあり得ます。
「たった一人の悪魔によって、世界秩序が崩壊する現実」 とんでもない歴史的現実が現在進行形であるのかどうか???
誰にも判らないのも事実です。

しっかりと雨が降りました。
樹々は芽吹き始め、冬眠から目覚めたカエルたちのカエル合戦で大騒ぎです。

里山の水たまりにいるはいるはのヤマアカガエル。
折り重なって、すでに大量の卵が産卵されています。
毎年繰り返される光景では有りますが、木々の芽吹きと共に自然界の力強さを感じます。

雨降って一気にふくらんだシイタケさん達。
我が家には天然のシイタケも出るのですが、こちらは種駒を打った原木栽培もの。
肉厚で一級品のおいしいシイタケさんです。

芽吹き始めたコゴミ。
来週ぐらいには大量のコゴミが毎日食卓をにぎわしてくれるはずです。
マヨネーズで和えたり、ゴマやみそ和え、天ぷらはもちろんコゴミだらけのパスタも絶品です。
冬を抜けて喜びの春。
仕事の方も一段落して、野良仕事に精を出す季節の到来です。

飯田市美術博物館の安富桜、木曜日の写真ですので今日、明日は満開の賑わいになるのでしょう。
飯田は桜の古木が沢山あります。 樹齢400年越え、名前の付いた古木も多いのです。
一般に公園や川沿いなどに植えられている ソメイヨシノ はせいぜい7,80年の寿命。
こんな大木に成ることはないのでした。

我が家付近で咲きだしたのは桜は桜でも フサザクラ。
サクラとは縁もゆかりもない種ですが、同じころに咲くのでこんな名前になったのでしょうか?
そして遠くから見ると、冬枯れの木々の中に「なにか幻の様な白さが見える」 タムシバ さんです。

一般的には コブシ と言われてしまいますが、兄弟種でタムシバと言います。
この付近ではややピンクがかった花びらの シデコブシ も有りますが、こちらは天然記念物に指定されている希少種になります。

もう少ししてヤマザクラが咲き始めた時も「冬枯れの中の幻」の様に見えますが、近づけば可憐な美しい花で有ります。
タムシバの名の由来は、うすら覚えながら「葉をかむと甘い?」と、記憶していたのですが、チャッピー(AI)に聞いてみると・・・。
①「噛む柴(かむしば)」説(有力)
昔、この木の枝や葉を噛む習慣がありました。
・ほんのり甘みや香りがある
・口直しや子どもの遊びとして噛まれていた
👉 そこから
「噛む柴(かむしば)」 → タムシバ
と変化したと考えられています。
との事でした。 「どこまで信じるか?」は別として、何を聞いても瞬時に的確な答えを出してくれる生成AI。
便利な事この上ない存在では有りますが、近い将来、SF小説や漫画の様にマザーAIに支配される世の中が来るように思えます。
ほとんどの人がスマホなしでは生きて行けなくなってしまった現実。
次に来るのは「AIの支持なしには動けない人間」なのでしょうか?
電波の届かない山の中で生きる力、自分らしさを鍛える施設?がビジネスになるかもしれません。